先日2014年9月24日にナチュラルハーモーではエクレクティック メディカルハーブセミナー(勉強会)を
開催致しました。
エクレクティック(Eclectic Institute Inc.)は、北米のメディカルハーブ製品メーカーです。
日本ではハーブを使ったサプリメントは「健康食品」としての位置づけですが、
国際的には医薬品としての利用が一般的で、特定の疾病の治療目的で使用されている現状を踏まえて
セミナーでは、エクレクティック製品の日本総代理店ニードインターナショナル有限会社の杉山社長を
お招きし、解剖生理学を交えたメディカルハーブの効果的な使用方法についてお話を伺いました。
~エクレクティック製品の植物について~
エクレクティックでは、植物を甘やかしません!
植物は光合成によって、化学物質を作り出します。
その化学物質は厳しい環境から植物自身を守るための成分となります。
例えば、虫に食べられないように昆虫忌避の芳香成分を作り出しますが、虫に食べられる心配がないと
そのような芳香成分は作りません。
人間が人工的に植物の育つ環境を整えすぎてしまうと、ハーブの有効成分濃度が薄くなったりするので
エクレクティックではより野生に近い環境で植物を育てます。
そして、メディカルハーブ製品としての有効成分を検査することで品質の高い製品を販売しています。
~自然療法としてのメディカルハーブ~
私たちが病気になったら・・・
★対処療法 アロパシー(西洋医学)
★自然療法 ナチュロパシー
日本で保険適用になるのは、西洋医学の対処療法ですが日本やアメリカ以外の先進国では
ハーブや漢方を使った自然療法での薬も適用になります。
それぞれの良い部分とそうでない部分があるので、自然療法も保険適用の国では医者が
それぞれを説明した上で治療方法を決定するそうです。
対処療法では、例えば胃の不調では胃そのものを見ますが、自然療法では胃の不調が他に
原因があると考えて、身体と心の全体から考えます。
対処療法では、血圧が高い場合は血圧を下げる薬を処方されますが、自然療法では
心臓に問題がある場合はホーソンリーフ、自律神経に問題がある場合はセントジョンズワートなど
身体と心の全体から問題を考え、服用することによって体質の改善をしていきます。
~解剖生理学とメディカルハーブ~
私たちはストレス社会で生きています。
ストレスは生きていくためにも必要ですが、過度のストレスを長期で経験するとストレスに対抗する
ホルモンが私たちの中で作れなくなったり、過度に作りすぎてしまうために自己免疫疾患の病気に
なってしまうことがあります。
ストレスに対抗するホルモンは副腎で作られますが、副腎皮質ホルモンというもので、皮膚疾患の
治療薬であるステロイドと同じ成分です。
この副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されると皮膚疾患がでたり、足りないと体中で痛みを感じやすく
なります。
副腎皮質ホルモンを含むこのような私たちが生きていく上で必要なホルモンは脳から作り出す指令が
出されます。
過度のストレス状態になると、脳からの指令が正常に出ないために様々な体調不良になりますが、
その場合は、セントジョンズワートが有効になります。
~体調別、おすすめメディカルハーブのご紹介~
☆睡眠障害
寝付けない場合・・・バレリアン
途中で起きてしまう場合・・・パッションフラワー(いつも起きてしまう時間の5~6時間前に
取ると効果的)
☆アレルギー
ネトル(花粉症など)
気圧の低下の時に体調不良になる人・・・ロディオラ
☆片頭痛
フェーバーフュー
☆緑内障
アイブライト
☆関節の痛みなど
ホーステール
☆心臓疾患
ホーソンリーフ
☆胃潰瘍
カレンデュラ
☆血栓予防
ギンコ(イチョウ葉)
【女性特有の体調不良では】
☆ホルモン調整作用
セントジョンズワート
☆生理時の経血多過
ブラックコホシュ
☆のぼせ・ホットフラッシュ
レッドクローバー
☆子宮内膜症
ラスベリーリーフ
女性は30代半ばくらいから、男性よりも老化のスピードが速くなるそうです!
そのグラフをみて、ゾッとしました・・・
病院で処方されるホルモン剤も必要な場合もありますが、ストレスを溜めないことと、必要に応じてこれらのハーブサプリメントを利用することによってより良い生活を送れたらと思います!
ナチュラルハーモニーでは全国のサロン様、ショップ様などに
エクレクティック社のメディカルハーブの卸売も承っております。
2014/09/29 更新