ナチュラルハーモニー通信(2016冬号)
こんにちは。代表の宮田です。
いつも有難うございます。
11月に弊社で「心とカラダをキレイにする睡眠」
という講座を企画させていただき
NPO法人ホリスティックビューティー協会認定校の
高井里奈先生をお招きしてお話を伺いました。
私たちが生きている限り毎日時間を費やす睡眠。
その質を上げることはQOLをも高めることの
大切さを改めて感じ、また、この講座は既存の
お客様だけでなく、一般の方のネット検索や
ご紹介によって通常よりたくさんの方からの
お申し込みを頂いたことからも、ご自身の
眠りの質が気になっている方が多いことも
わかりました。
今回はその情報をシェアできたらと思います。
< 眠りの4つの働き >
・脳と身体の休息
・記憶の整理
・ストレスの消去
・ホルモンの分泌
身体の疲れは横になることである
程度和らぎますが、「脳の疲れ」は
寝ないと解消されません。
日本人の平均睡眠時間は7.5時間で、
韓国と並んで世界の中で最も短く、さらに
男女差において女性の方が睡眠時間が短い国は
日本だけ。
日本人女性は世界中で最も睡眠時間が短い
ということになります。
結果として・・・
イライラする、疲れやすい、気分がすっきりしない
などの自覚症状がある方はもしかしたら、
眠りに問題があるかもしれません。
< 睡眠時の身体の状態 >
私たちの身体は寝ている時、どんな状態に
なっているのでしょうか。
それを知れば心地よい睡眠を得るために
日常生活で気をつけるポイントも
わかってきます。
~ 一日の自律神経のバランス ~
♥自律神経
上のグラフ(画像引用)のように、
就寝する時間帯は交感神経の働きが弱まり
副交感神経が優位に。就寝前はそのリズムを
意識して過ごしたいですね。
♥体温
入眠すると体温が1℃程度急激に下がります。
ですから、熱いお風呂に入ってポカポカした
状態では眠りに入る準備が出来ていないことに
なりますね。
自然な入眠のためのバスタイムの過ごし方は
40℃以下のぬるめのお湯にゆっくり入ることです。
リラックスできるので副交感神経を高めながら、
ちょうど良い体温でお布団に入れますから
( ✿˘︶˘✿ ).。.:* ♬*゜
< 体内時計 >
私たちの身体には「体内時計」というものが
備わっています。
週、月、季節、90分を感じる各時計に加えて
日々の睡眠に深く関わる体内時計は
日周リズム(サーカディアンリズム)です。
私たちはこのサーカディアンリズムを刻みながら
睡眠、日中の活動、体温変化、ホルモン分泌などを
繰り返しており、このリズムが整っていると
朝の習慣的な起床時間にすっきりした状態で
目覚めることができます。
ですから、睡眠の質を上げるためには
夜の過ごし方だけに気を配れば良いだけではなく、
全体のリズムを整えることが大切なのですね。
♥決めては朝の過ごし方
正常なサーカディアンリズムのためには
・毎日決まった時間に起きる
・朝の光をしっかり浴びて、体内時計を整える
・朝ごはんを食べる(起床後2時間以内がおすすめ)
がおすすめです!
< 骨休めとしての睡眠 >
睡眠不足は造血する力を弱めるため、
貧血や倦怠感、動悸、肌荒れなどの
原因になったり、免疫力の低下で
風邪などにかかりやすくなったり、
ホルモン異常で太りやすくなったりすると
言われます。
「骨休め」という言葉がありますが、
これは横たわって骨を重力から休めることを
言うそうです。
日中立って仕事をしている時も、座っている時も、
からだには重力がかかり、骨はそれに耐えることで
精一杯。
とても造血にまで手が回りません。
ですから睡眠中は身体を横たえて骨を重力から
開放し、骨髄が造血をするための
貴重な機会というわけです。
< 寝れない・・・という焦りは禁物 >
寝れない!!という「心の不安」自体が不眠を
加速させることも・・・。
寝れない時は無理に寝ようとせず、眠らなければ!
という意識から一旦離れた方が良いそうです。
♥睡眠の改善法
・眠たくなってから寝室へ
・寝室にはベッド以外置かない(携帯NG)
・平日も休日も毎日同じ時間に起きる
・日中は昼寝をしない
(↑授乳中の方などはあてはまりません)
・寝る時はパジャマに着替える
お客様のセルフケアのご提案に
お役立ていただけたら幸いです。