こんにちは。いつもご愛顧ありがとうございます。

ナチュラルハーモニー代表の宮田です。

これからの暑くなる季節は、口当たりの良い

さっぱりとした食物や冷たい飲み物をとる機会が

増えますね。

私たちの体の60兆個の細胞を元気に保つため、

食事の栄養を気にする、旬の食材を食べる、

中医学に基づく薬膳がお気に入り。。。

などみなさんはそれぞれ食生活に気を配って

いらっしゃることでしょう。

 

 

本能のまま、とにかく体が欲するものを食べる!

とか、女性ホルモンの気になるお年頃で

私のように大豆食品を良く食べるなんていう方も

あるかもしれません(^_^;)

 

自分にあった食事の内容がそれぞれ違っていても、

「食物をスムーズに消化・分解し、そして体にとって

必要なものをきちんと吸収できること」

それが私達にとっての食事行動の共通の目的です。

 

< 消化のための準備運動 >

先日わたしは、体を動かす前の準備運動と同じく

食事の際に栄養の消化分解や吸収をスムーズに

進めるための消化の準備運動をできると

知りました。

 

特別なことではなく、食べる前に食事行動についての

「五感を働かせること」。

それが消化の準備運動になるそうです。

「今日は何を食べようかな~」と想像したり、

料理中の美味しそうな匂いを嗅ぐ、見る

まな板の上の包丁の音を聴く、

食器を用意するなど、

これらは全て五感への刺激となり、食べる前から

私達の体にある変化・・・

「胃酸の分泌」を起こさせます。

 

<胃酸は消化の火付け役!>

胃酸は胃に食べ物が入った刺激でも

分泌されますが、食べ物のことを想像したり、

五感からの刺激を受けることで、食事をする前から

分泌が始まります。

消化のスイッチを入れてくれるようなものですね!

そして、もう一つ丁寧な咀嚼、「よく噛むこと」も

胃酸の分泌を促進します。

 

咀嚼が十分でない場合は、その分内臓の負担が

増えてしまいますし、咀嚼には満腹中枢を刺激して

食べ過ぎを予防する効果もあります。

 

<「食べたつもり」を改善する>

わたしたちの体には、自分ではうまく

働いて当然と思い込みをしているだけで

実はその機能が鈍っていることがたくさんあります。

例えば、

一生懸命覚えようとしても忘れてしまう(神経系)

冷え性になる(循環器系の血行不良)

などなど。。。

消化器系も一緒です。

 

口から入ってして肛門から排泄されるまでの食べ物の

消化・分解・吸収の働きが出来ているのか、

そうでないのかを自分で判断することははっきりとした不調がない限り、難しいので、

ほとんどの人が「食べた = 身になった」

というつもりに陥っています。

 

<自分力を高めよう!>

胃酸の分泌能力は20歳ごろが一番高く、

その後は年齢と共に減少してゆくので、

年齢を重ねるにつれて臓器の能力を補う

食事行動が大切になります。

食品の機能性や安全性ばかりに目を奪われがちな

現代ですが、その前にまず自分の

消化・分解・吸収の力に目を向けることが

大切だと感じます。

 

どんなに質の良いパワフルな食材を食べても、

それを受け取る側にその能力がなければ

意味がありません。

 

私たちの消化活動は心や体がリラックスしている

状態の時(副交感神経が優位の時)のほうが

消化能力も高まります。

ですから、食事に集中しない「ながら食べ」や

イライラした気持ちで食事を取ることは

なるべく減らしたいものですね.。.:* ☆.。.:*・*゜

 

<胃酸の分泌をサポートする食品>

食事のとり方や食材選びをを工夫することで

消化能力をサポートすることもできます。

ガストリン(胃酸の分泌を促進するホルモン)は

苦味を感じることで分泌が促進されるので

パセリやゴーヤなどがおすすめです。

また、レモン水を食前ドリンクとして飲むと

クエン酸が胃の酸性を補ってくれますよ。

(※レモン水:1/2のレモンの絞り汁を5~10倍に希釈)

 

<参考情報>

実際に受講して気づきや学びがたくさんありました。

ご興味がありましたらご覧ください。

消化・分解・吸収の力について学ぶダイジェスチョンマイスター講座