ナチュラルハーモニー通信(2017年秋号)

こんにちは。いつもお世話になります。

ナチュラルハーモニー代表の宮田です。

 

先月、高校の卒業以来31年ぶりの同窓会があり

ドキドキしながら参加してみました。

四半世紀以上経ってから、同性の同じ歳の人々

約200人が一斉に集まったら(私は女子高でした)

どんな様子になるのか・・・(^_^;)

未知との遭遇さながらの嬉しさと懐かしさが

ミックスされた時間を楽しんできました。

 

31年間にそれぞれが刻んできた日常や

環境の積み重ねで今の一人ひとりを形成してきた

と思うと感慨深いものがあった一方、

私達の体の60兆個の細胞はいつも生まれ

変わっているわけだから,高校生の時と

今の自分は同じ人に見えるけれど、

細胞としては幾度となく、まるごと生まれ

変わっている!?

何十年も絶えず生まれ変わりながら、

同一人物で有り続けていることが

何だか不思議に感じました。

 

< 過ごしやすく安全なゾーン >


私達が変わりながら、変わらないのは、

ホメオスタシス(恒常性の維持)が

働いているからです。

私達は生まれながらに、もしくは環境に

左右されながら、

「ここが過ごしやすい、ここが安全!」

というゾーンの中で生きていて、

このゾーンから外れたり、外れそうにな時に

元に戻そうとする力、作用、働きのことを

ホメオ(同一の)スタシス(状態)

という言葉で表現しています。

ホメオスタシス(以後㋭)の機能が保たれること

こそが健康に生きていく条件で、

逆に病気は㋭が崩れた状態ということさえ

できますね。

 

< 熱中症は㋭の救命行為 >


夏期に起こる熱中症も㋭が体温を

安全ゾーンに保とうと一生懸命働くからこそ

起こります。

猛暑で体温が上昇すると㋭は身体の中で

熱を生まずに、放熱するように働き始めます。

ヒトが生きるために許される体温の変化は

極わずか。

命に関わる出来事なので㋭は必死になり

具体的には発汗で体温を下げたり、筋肉が熱を

生み出さないよう「疲れ」を感じさせるように

仕向けます。

 

この段階よりさらに進むと、、、

㋭はもう一つの深刻な問題、すなわち

「体内の水分量や塩分濃度の調整」を

成し遂げようとして、細胞に水分を送り込み

むくみを生じさせます。

 

脳や神経の中での細胞のむくみは頭痛や吐き気、

めまい、痙攣やしびれなどになって

現れるのですね。

 

< 細胞同士のコミュニケーション >

㋭を保つためには身体のいろいろな細胞が

お互いに協調して働く必要があります。

それぞれが自分勝手なことをしていては

まとまりがつきませんものね。。。

 

指令を出す脳はどうやって細胞と

コミュニケーションをとるのでしょうか。

LINEやメールをしましょうか、、、(笑)

 

身体の中では神経系と内分泌系(ホルモン)の

2系統がその役割を担っています。

この2つは異なる方法で脳の指令を伝達します。

神経は電気信号ですから即効性があるので

緊急時に働きます。

内分泌系は血液を介するルートなので

効果が出るまでに時間がかかりますが、

その分持続性がありますよ。

 

たとえば、「ストレスがかかる」という

環境に置かれると、私達はストレスを

大脳皮質でキャッチし、視床下部へ伝達して、

CRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)を

分泌します。

その後、かかったストレスが身体的な

ものなのか、あるいは精神的なものなのかによって

内分泌系が活動するルートと、自律神経が

活動するルートの2つに分かれて身体に

反応を起こさせいろいろな臓器が協力して

ストレスに対応できる自分を保ちます。

 

< 現代社会の処世術 >


私達は地球環境の変化、核家族化、

ネット社会、深夜勤務などの刺激や

ストレスに溢れた日常を過ごしています。

その中でいかに自分の心、身体、お肌の

ホメオスタシスを上手に維持するかが

複雑な現代社会を笑顔でしなやかに

進むカギですね!

 

サロンの先生方の施術や生活習慣についての

アドバイスによる、お客様のホメオスタシス維持への

貢献度は計りしません( ✿˘︶˘✿ ).。.:* ♬*゜